実地指導を終えて…
先日、グループホームPOP×2に実地指導として、行政の方にお越しいただき、運営面からサービス面まで、隅々チェックしていただきました。
契約書等の日付漏れ、運営規定と重要事項説明書の整合性への指摘、勤務形態の予定と実績やアセスメントの重要性や意味など口頭にて助言と指導をいただきました。
また、現場スタッフの日々の業務日誌や個人記録を見ていただいた際、担当者の方から支援の大変さ以上に、こんなにきっちり細かく記録してくれていて感激した、スタッフの皆さんは凄いとお褒めの言葉をいただきました。
さらに重度の方に対するサービス運営の厳しさ(単価の低さ、医療的ケアに関する様々な書類等)もよく理解して頂いていて、実地指導って「アラ探し」のイメージが強かったのですが、事業所の取り組みをちゃんと認めていただいていることを実感し心強く思えました。
POP×2という場所は、全国的にみても類を見ないグループホームだと思います。
医療的なケアが必要な人が、大きな重心施設ではなく泉州という田舎な町で、しかも特別な補助等もなく、自立生活が出来ている現実を、まだまだ認知されていません。
POP×2のような小さなホームでも重度の方が暮らし続けることができていることをひとつのモデルケースとして、地域に広がりっていくことを願って2年前に立ち上げたPOP×2。
スタッフに皆さんには、小さな入所施設ではなく、「個」が尊重される暮らしの場として、これからもPOP×2スタッフであることに自信とプライドをもって、利用者の皆さんの支援にあたっていただけると嬉しいです。
人手不足の中においても、利用者の皆さんの暮らしを丁寧に支え続けてくれていることに心より感謝申し上げます。
スタッフの皆さん、ホントにありがとう。
NPO法人大阪府重症心身障害児者を支える会
会長 小原英輔